平成28年熊本地震M7,0 4月14日午後9時 26分 前震。2日後の16日1時25分M7,3分 本震と気象庁発表。 5年前の東日本大震災を顧みると、平成23年3月9日午前11時45分三陸沖地震M7,3 震度5弱、発生、宮城沖地震M7,4以上30年~40年96~99%発生率、被害もなく宮城沖地震安心、その2日後、11日午後2時26分 M9,0,世界第4位、東日本地震発生。今回の熊本地震余震から本震、4月7日午後11時32分M7・4震度6強余震、東日本地震に例と思考する 。
元歴2(1185)年7月9日地震、鴨長明の方丈記、また、同じころかとよ、おびたたしく、大地震ふる事侍りき。そのさま、世の常ならず。山は崩れて、河は埋み、海は傾きて、陸地を浸せり。土裂けて、水湧き出で、巖割れて、谷に転び入る。渚漕ぐ船は、波に漂ひ、道行く馬は、足の立ち所を惑わす。都のほとりには、在在処処、堂舎・塔廊、一つとして全からず。或いは崩れ、或いは倒れぬ。塵灰立ち上りて、盛りなる煙の如し。地の動き、家の破るる音雷に異らず。家の内にをれば、たたちに拉げなんとす。走り出づれば、土割れ裂く。羽なければ、空も飛ぶべからず。竜ならばや、雲にも乗るらむ。恐れの中に恐るべかりけるは、ただ、地震なりけりとこそ覚え侍りしか。
方丈記では元歴2年7月9日の大地震をこのように取り上げ、その被害のひどさを、3ヶ月にわたる余震をも加えて、 具体的、現実的に描きだすと共に、人のすみかのはかなさについて述懐している。 人間は自然の摂理に従って生態系を上手に生かす。
Posted at 07:00