仙台市議会委員 加藤和彦のHP。活動及びプロフィールなどのご紹介。

仙台復興リポート

予算特別委員会

 

 ○加藤和彦委員  

 ソチ冬季オリンピックも終わりまして、改めて日本人選手の活躍は、我々に大きな感動と勇気を与えてもらいました。もう一度、選手の皆様にはお疲れさまでしたと申し上げておきます。

 その中で、金メダルをとった仙台出身のフィギュアスケートの羽生結弦選手が、先週来庁し、多くの市民が出迎え、その人気を目の当たりにして、やはり、2番じゃだめなんだなと改めて感じた次第でございます。羽生選手には本当に感動をありがとうございます。

 さて、私からは、本市のスポーツ振興に関する取り組みについて、幾つかお伺いしていきます。

 平成29年度に全国高等学校総合体育大会、通称インターハイですが、宮城、山形、福島の南3県で、合同開催することが決定されております。そのうち宮城県では、女子バレーボール、サッカー、水泳など11競技が行われ、そのうち仙台市が、サッカー、剣道、弓道、なぎなたの四つの競技が開催されると聞いております。

 仙台市で開催されるこれら四つの競技については、どういった絞り込みで本市に決まったのか、まずはお伺いいたします。

 ○スポーツ振興課長  

 開催する競技種目の選定に当たりましては、主催者であります高体連本部が、競技団体の意見を参考にして、震災の影響なども考慮しながら、既存の施設で開催できる市町村を選定した上で、最終的に開催地と調整の上、決定したものでございます。

 ○加藤和彦委員  

 仙台市スポーツ推進計画では、「する」「みる」「ささえる」「ひろがる」という四つの基本目標を掲げております。そのうち「する」スポーツのための取り組み施策のうち、競技スポーツの推進として、競技スポーツのレベルアップにつながる側面的な支援を行うと書かれております。平成29年度開催となりますと、残り3年しか期間がありませんので、南3県で開催されるこの大会で、本市出身の選手が活躍できるようにするためにも、今のうちから強化選手の練習場所の確保など、レベルアップにつながる取り組みを進めるべきと考えますが、いかがでしょうか。

 ○スポーツ振興課長  

 地元選手の強化策についてでございますが、現在、宮城県教育委員会、宮城県体育協会、高体連、中体連で協議を行っておりまして、その中で、強化指定選手制度や強化指定校制度を活用した、競技力向上の取り組みや練習場所の確保等について、検討しているところでございます。

 ○加藤和彦委員  

 ぜひ、県や各競技団体と念入りに打ち合わせをしていただきまして、仙台の各施設で強化練習ができるように、再度要望しておきます。 

 このインターハイでは、全国から選手だけではなく、競技関係者、学校関係者、保護者など、多くの皆さんが本市を訪れることになります。会場への足を考えた場合、全員が公共交通機関を利用すれば問題ないと考えますけれども、やはり、スポーツ大会となりますと、競技によっては、道具や着がえなどの荷物が多く、大型バスや自家用車を利用するほうが圧倒的に多いと思われます。そうなりますと、なぎなたやサッカーの会場となる宮城野体育館や泉サッカー場は、ある程度駐車場が確保されていると思いますけれども、仙台市体育館については、近隣が住宅地ということもあります。やはり、体育館の駐車場だけでは不足するものと思われますけれども、この体育館の駐車場対策は、どのように考えているのか、伺います。

 ○スポーツ振興課長  

 現在、仙台市体育館において、比較的大きな大会を開催する際には、敷地内駐車場のほか、施設西側の臨時駐車場を使用して、対応しているところでございます。インターハイ開催時の駐車場対策の詳細については、まだ決まっておりませんが、近隣の小・中・高等学校等の駐車場やグラウンドを借りるなどの対策を、検討しているところでございます。

 ○加藤和彦委員  

 実際にスポーツ大会になりますと、我々もそうですが、やっぱり、車とかバスで移動するのが、ほとんどです。そういうことも考えますと、特に剣道競技は、防具とかいろんなものを持ち運びしますので、やはり、普通の電車とかそういうので行くにしては、さすがに、それは難しいと思っていますので、やはり、今のうちから競技関係者とか、近隣の小学校、中学校とも打ち合わせをして、当日は混乱のないように、それはお願いしておきます。

 次に、仙台市体育館の施設の安全性について、何点か伺っていきます。

 仙台市体育館は、いわゆる新耐震基準に基づき建設された建物ですけれども、東日本大震災においては、天井材などが落下するという事態が生じました。これについては、補修修復は完了していると聞いております。

 仙台市には多くのスポーツ施設があり、主な施設としては、グラウンドが10施設、温水プールが11施設、体育館が10施設などとなっております。災害時の施設の安全性という意味では、箱物である体育館への注意が必要だと私は考えております。仙台市体育館は、仙台市の体育館の中で、本市の全市的な体育館という非常に重要な位置づけの施設であります。昭和59年建築のもので、既に30年が経過し、老朽化が心配されます。

 先日、総務財政委員会で、仙台市公共施設マネジメントプランの最終案が報告され、これによれば、おおむね20年ごとに計画保全、つまり、長寿命化のための大規模改修を行うこととされております。仙台市体育館については、既に行っているのか。もし行っていなければ、いつ行う予定なのか、お伺いします。

 ○スポーツ振興課長  

 仙台市体育館の大規模改修につきましては、今年度、施設の改修に係る基本計画策定を進めており、平成26年度にその結果を踏まえ、具体的な修繕計画を策定する予定でございます。

 ○加藤和彦委員  

 そうしますと、平成29年度のインターハイの会場となることが決まっていることを考えますと、やはり、その前に大規模改修を完了させておくべきではないかと考えますけれども、いかがでしょうか。

 ○スポーツ振興課長  

 仙台市体育館の大規模改修につきましては、全てを完了するには早くても基本設計から七、八年を要する長期の工事になることが見込まれており、平成29年度までに完了することは難しいものと考えております。

 ○加藤和彦委員  

 ということは、3年後のインターハイの会場となる施設のものに対しては、支障はないと考えていいんですか。それとも、まだ支障があると考えてよろしいでしょうか。

 ○スポーツ振興課長  

 支障がないように調整させていただきたいと思います。

 ○加藤和彦委員  

 調整といっても、やはり、実際に大会が開かれるわけですから、そして全国からたくさんの人が来るわけですから、万に一つもあってはいけないと私は考えております。ですので、やっぱり、しっかりとメンテナンスには、チェックや、再三注意をして、今からしっかり取り組んで、当日を迎えられるように、これは要望しておきます。

 次に、仙台市体育館の規模に関して伺っていきます。

 どちらも宮城地区バレーボール協会主催ですが、昨年8月に山形との仙山交流バレーボール大会が広瀬体育館で、12月には仙台・山形中学女子バレーボール交流大会が、広陵中学校と宮城西市民センターで、これは2日間行われました。どちらも初めての試みでしたけれども、どちらの大会も大いに盛り上がりまして、また、山形との親交も深まった大会でございました。8月のときは仙台から6チーム、山形から3チーム、計9チームが2面のコート、12月のときには仙台から6チーム、山形から6チームの計12チームが、2カ所の計3面のコートで行いました。そのとき感じたのは、やっぱり、もう少し広い体育館があれば、もっと充実した大会になったのではないかなと思った次第です。このとき、8月と12月の大会には、武田次長もおいでになりましたので、このときの感想をちょっと聞かせてもらえればと思います。

 ◯市民局次長兼文化スポーツ部長  

 8月と12月、バレーボール大会の御挨拶をさせていただきました。ただいま、お話にもございましたのですが、私も大変な大会の盛り上がりを感じました。今後、地域間交流大会として継続した大会になるよう期待をしております。

 ○加藤和彦委員  

 こうした広域的な大会は、仙台市スポーツ推進計画の競技スポーツの推進という二つの、する「みる」という基本計画にかなった、とても意味のある取り組みであると私は考えております。まず、バレーボールコート3面以上使える体育館は本市に幾つあるのか、伺います。

 ○スポーツ振興課長  

 仙台市内でバレーボールコートを3面使用できる体育館でございますが、仙台市体育館、青葉体育館、宮城野体育館、若林体育館の4館となっております。

 ○加藤和彦委員  

 その体育館の年間稼働率について、それぞれお示しください。

 ○スポーツ振興課長  

 いずれの体育館におきましても、土日祝日は専用使用としましては、ほぼ100%の稼働率となっております。また、平日につきましても、専用使用のほかに個人使用を合わせますと、ほぼ100%になってございます。

 ○加藤和彦委員  

 これだけ高い稼働率だと、新たに大会を考えて開催しようと思っても、確実に場所が確保できるかどうか、難しい状況だと思います。だから、先ほども言いましたが、小さい大会から大きな大会にする場合、どういった対処をしているのか。また、そういった意味では、やはり、私としては仙台市における体育館が新たに必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 ○スポーツ振興課長  

 土日祝日につきましては、大会の開催が多いことなど、稼働率が高い状況になっておりますが、4体育館以外の体育館も含めまして、小さな大会から大きな大会までの開催に当たりまして、利用調整を図ることで、市内のニーズに対応できるものと考えております。

 ○加藤和彦委員  

 実際には、ニーズに応えているかどうか、私にはちょっとよくわかりませんけれども、本当に、また、新規の大会を、毎年年間スケジュール等あると思いますけれども、その年間スケジュールの中で、また、新たに別な新規の大会を開こうとすると、なかなか場所の確保ができないという、これは現実問題です。これは、これからの課題だと私は思っています。これについて、もう1度お願いいたします。

 ○スポーツ振興課長  

 課題であるとは認識しておりますが、対応できるように調整していきたいと思います。

 ○加藤和彦委員 

 仙台市の体育館については、老朽化の点、駐車場の点、数や規模の点など課題があると思います。特に、全市施設である仙台市体育館については、今度のインターハイでは、暫定的に臨時駐車場や近隣の駐車場を借りるにしても、今後、スポーツコミッションを立ち上げて、大規模スポーツイベントを誘致しようと考えているのであれば、多くの駐車場スペースを確保できる場所に、新たに大型の体育館を整備する必要があるのではないでしょうか。この体育館は、まさに、仙台市スポーツ推進計画のスポーツをする施設、国際大会やプロスポーツを見る施設、スポーツ広域連携を促進する広がる施設になると考えますが、いかがでしょうか。

 ○市民局長  

 体育館も含めまして、大規模なスポーツ施設の整備につきましては、仙台市スポーツ推進計画の中で、仙台都市圏としての広域的な配置なども考慮し、施設の必要性等も含め、長期的な視点から研究することといたしたところでございます。

 今後は、震災後の状況変化なども勘案しながら、市民のニーズや他都市の整備状況等も十分調査をしてまいりたいと考えております。

 ○加藤和彦委員  

 長期的に考えているとは言っていますけれども、やはり、これは早急に考えなくてはいけない時期に私は入っていると思います。

 剣道の大会を例に挙げますと、毎年3月に小学生ですけれども、水戸の少年剣道錬成大会という大会があります。これは全国から約500チーム、約5,000人が2日間滞在するわけです。大会は1日だけですけれども、その前の日に錬成会、簡単に言うと練習試合を行い、出場チームはほぼ水戸に宿泊します。また、秋田県の県武道館では、毎年3月末から4月にかけて、高校生の魁星旗大会というのがあります。これが約300チーム、これが数日間滞在し、熱戦を繰り広げているわけです。大会は3日間ですけれども、その前の何日間は練習試合、私たちは錬成会と言っているんですが、そういった多くの保護者、子供たちが連泊・滞在するわけです。これらの経済効果は、かなり大きいものと私は考えています。これが、毎年続いているわけです。水戸の大会は、もう45回目に入っています。秋田の大会は、今年で43回を迎えます、私も高校生のときに出場しました。

 そうすると、仙台でもアマチュアスポーツの全国大会規模を開ける施設があれば、このような経済効果はもちろん、高校野球では甲子園とか、サッカーでの国立競技場、ラグビーでの花園、剣道での日本武道館と言われるよう、そこでの大会を目指して、選手が頑張れる効果も生まれてくるはずです。

 震災の復旧・復興が最優先のため、今すぐ整備できないのは理解できますけれども、いずれ見直しが必要であれば、今のうちから、そのための準備や調査、下調べが必要であると考えます。いかがでしょうか。

 ○市民局長  

 仙台市スポーツ推進計画につきましては、平成28年度に見直しを行う予定としておりますが、その基礎となるさまざまな調査につきまして、着手をしてまいる所存でございます。

 ○加藤和彦委員  

 平成28年度から見直しをして、そこから準備、調査では、私は遅いと思います。今では、全国レベルの大会が各都道府県で行われている現状を考えると、やはり、今から調査を準備しないといけないと考えています。

 ただ、大型体育館の、ほかの政令都市の体育館の調査をすればよいと考えるのは間違いで、そこでどういう大会が行われ、何日やっているのか。それと、チーム数、交通利用、駐車場、滞在期間などアンケート調査して、対策を練る期間を考えると、やはり、平成26年度の新年度から、すぐに始めるべきではないでしょうか。

 大型体育館の設置は、我々競技者、各団体関係者、指導関係者、保護者らの切実な願いです。私もいろいろ大会とか、地元の少年剣友会で指導して、様々な大会に出ていますが、やはり、立派な施設の体育館が多いです。実際問題として、駐車場も広く、全国から集まって、そういう大会が、なかなか仙台市で開けない現状は確かです。多方面に、なかなか遠征に行けない各関係団体が多い中で、大型体育館で全国、国際レベルの大会を、仙台市から新たに開催することが、地元のアマチュアスポーツのレベルアップにつながるのではないでしょうか。私はそう考えております。スポーツを支えているのは、末端の原点が、やっぱり小学生、中学生なんです。その子供たちの夢と希望をかなえてあげる環境づくりこそが、我々の使命ではないでしょうか。ぜひ、新年度からでも調査準備に取り組むよう、強く要望しますが、いかがでしょうか。

 ○市民局長  

 調査等に関しましては、さまざまな観点から、また、できる限り早期に、これに着手してまいりたいと考えております。

 ○加藤和彦委員  

 今すぐにでも取り組むように、本当にこれは強く要望しておきます。ぜひ、そういう早い段階で実現できるようにお願いして、質問を終わらせていただきます。