仙台市議会委員 加藤和彦のHP。活動及びプロフィールなどのご紹介。

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定例会一般質問に対する回答

 
1 宮城総合支所建替えとまちづくりについて
(庁舎建替えとまちづくりについて)
宮城総合支所の建替えと周辺のまちづくりについてのご質問にお答えいたします。
宮城地区は、現庁舎が昭和54年に建設されて以来、仙台西道路等の整備、また、錦ケ丘等の開発により、人口が約3倍に増加しました。また、西部中山間地域は高齢化が進行する一方、豊かな自然と温泉など、観光資源に恵まれ、仙山交流の要所であると認識しております。
このような状況をふまえ、新庁舎においては、DX推進等による市民サービス向上はもとより、まちづくりや地域交流、災害対策といった機能充実も必要と考えております。
この度の建替えを契機に、新たなまちづくりの拠点として管内の各地域の魅力向上に資するよう、地域の皆様や民間事業者のご意見も頂きながら、基本計画の策定を進めてまいります。
 
(愛子エリアの交通課題の認識と今後の方向性について)
愛子エリアの交通課題の認識と今後の方向性についてお答えいたします。
このエリアでは、急速な人口増加などにより、通勤や通学などに伴う交通混雑が生じており、また、今後予定されている区画整理事業による土地利用に伴う新たな交通需要への対応も必要となるものと考えてございます。
こうしたことから、路線バスやJRなど既存の公共交通機関の更なる活用を図りつつ、新たな区画整理事業による道路整備とも一体となって愛子エリアの交通課題の解決に取り組んでいくことが肝要と考えております。
今後とも、愛子エリアの交通需要に応じた的確な対策に向け、国や区画整理組合など地域の関係者と緊密に連携を図って取り組んでまいります。
 
 
2 体育施設の整備ビジョンについて
(仙台市体育館の移転建替えについて)
仙台市体育館についてでございます。
本施設は地下鉄駅に近く交通至便な立地環境にありますが、規模の大きな大会やイベントなどが開催される際には、駅から施設周辺にかけて混雑し、駐車場も不足しているとのお声もいただいてございます。
仙台市体育館は本市におけるスポーツ振興の拠点施設であり、新年度より長寿命化に向けた大規模改修を着実に進めてまいりますが、各競技団体などスポーツ関係者や利用者の声なども踏まえながら、様々な課題への対応はもとより、将来的なあり方についても検討してまいたいと考えております。
 
(合宿や小中規模大会の誘致について)
合宿や小中規模の大会の誘致についてです。
合宿や大会には、県内外から競技者や関係者など多くの方が訪れ、宿泊や飲食、買い物などの消費にもつながることから、大きな経済波及効果が期待されるものでございます。
昨年7月には、2日間にわたり居合道の講習会が開催されましたが、全国から約500名の皆様にご参加いただきました。
今後とも、スポーツコミッションせんだいなどとも連携し、市内のスポーツ施設も有効に活用しながら、合宿や大会をはじめとする様々なスポーツ関連イベントの誘致に努めてまいります。
 
(民間活力の活用について)
(体育施設整備のあり方について)
今後の体育施設の整備についてでございます。
仙台市体育館をはじめとするスポーツ施設は、市民利用のみならず、様々な競技の大会の開催など、交流人口拡大という意味でも重要な役割を果たしております。これらの施設が将来にわたり必要な機能が十分に発揮できるよう、まずは大規模改修などを計画的に進めてまいりたいと考えております。
今後の各施設の配置や機能などの検討にあたりましては、駐車場も含め諸課題の解決やコスト削減を図るとともに、民間活力の活用も念頭に置きながら、事業者に創意工夫を促し、さらなる魅力の創出や賑わいづくりにもつながるよう、幅広い視点で検討してまいりたいと存じます。