仙台市議会委員 加藤和彦のHP。活動及びプロフィールなどのご紹介。

仙台復興リポート
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ふるさと教育の更なる質の向上について


子供達が生まれ育った仙台市に愛着と誇りを持てる育ち方をさせる「ふるさと教育」について、市教委が発行している「仙台の自然」は素晴らしい力作であり、一昔経過した現在でも一部手直しした

だけで十分教材として機能すると感じます。子供達の心を揺り動かして興味をかき立て、新鮮な学習意欲を燃えさせる教材でありますが、現今の課題解決につながる内容に、現場ではどのように取り扱っているか知りたいところです。

梅原市長は市民に親しまれる市にしようと、さまざまな視点から努力されておられることは、私達はよく存じておりますが、子供達に我が郷土の自然を調べるのにかみ砕いてその入口を開いて見せている「仙台の自然」について、その生かし方を発展させるようより高い立場から市教委に話したいことはありませんか。我々にもお聞かせくだされば幸いです。

平成23年度からは本市の小学校で英語科が必修化される。子供達が新しい教材に取り組むときに突き当たるのが言葉の壁です。次に国語力です。考えたことをまとめるとき理路整然と誰もが分かり

やすいように書き、話せる力は国語教育が高まっているかどうかにかかっています。長じて真の国際人と呼ばれるにふさわしい日本人に育つには、日本の歴史・文化をベースとした教育が基礎になると考えます。

学習の基本は国語教育にあるということについて、梅原市長のお考えをお聞かせ下さい。そして市民への呼びかけをお願いします。

「ふるさと教育」の向上

「ふるさと教育」の向上についてのお尋ねにお答えします。

仙台市は人口100万人を超える東北地方の中枢都市でありながら、豊かな自然と調和を保っている全国的にも、世界的にもまれな都市でございます。この身近な自然のすばらしさを、そして正宗公以来400年の歴史と文化の蓄積、こういった私たちの仙台が持っている資産とその価値を子供達に正確に伝えることで、仙台市に対する誇りや、郷土愛が自然に育まれるものと考えております。

「仙台の自然」は、広瀬川の動植物や仙台の星空などのいろいろな内容で構成されており、議員ご指摘のように、仙台市の自然の素晴らしさを伝えることのできる、それ自体が良質な教材と考えております。教育長には、ぜひこの教材を学校の授業で十分活用していただき、児童が、自然と共存し、守り育て、次の世代へ受け継いでいくことの意義、難しさ、大切さを学び取れるよう努めてほしいという趣旨のことをアドバイスしております。

 

国語教育に対する市長の考え

国語、私たち日本人にとっての母国語を学ぶことは、言語を通じてのコミュニケーション能力を形成することはもちろんのこと、あらゆる知識の獲得、論理的思考といった人が人生を営んでいく上で欠くことのできない知的活動の基盤であります。

そして、それにもまして重要なことは、母国語を学ぶこと、それ自体が日本人の文化、情緒といった無形の価値の基盤となるものであり、日本人が日本人として生きていく上でのバックボーンでありアイデンティティそのものであり、私たちの歴史や文化を理解し、真の国際人として、これからの国際化の時代を生きていく仙台の子供達にとって、極めて重要な能力であると考えております。

国語を十分に身に付けることなくして、外国語にいくら堪能になったとしても、それは根無草に過ぎません。

児童生徒の国語力を高めるためには、学校教育における、その授業・指導手法の充実が大変重要でございます。同時に児童生徒ができるだけ本に親しむこと、より多くの本、子供達の選択や親、先生の指導もありますが、できるだけたくさんの良質な本を読むことが国語力の形成の最も重要な基盤でございます。そのためには親もたくさんほんを読むという習慣を持つことが重要でございます。

学校、市立図書館も全力を尽くしますが、行政の力だけでは十分ではございません。市民の皆様へは、是非ご家庭でも、子供達が普段から、本に親しめるような環境を作っていただくよう市長として切にお願いする次第でございます。