仙台市議会委員 加藤和彦のHP。活動及びプロフィールなどのご紹介。

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平成19年 第4回定例会

 只今、赤間議長より指名頂きました改革ネット・自民の加藤和彦です。一般質問いたします。

 

* 新仙台市天文台事業について

四時濃緑で光の害を受ける事なく、良好な観測条件を維持し、森の離れ、街の離れの青葉区錦ヶ丘の完成間近な新天文台に1119日、ロシアで1年半かけて磨かれた直径130センチの反射鏡が搬入された。公開天文台では、国内で3番目となる大型望遠鏡、東北・北海道では最大ドーム型となるプラネタリウムの整備、展示室施設が図られ、杜の都学都仙台に我が国有数の天文博物館が誕生して、新しい時代を担う子供たちの夢を大きく膨らませるものと期待しているところであります



仙台天文サービスの維持管理・運営に関する チェック体制について


昭和30年(1955年)開館、半世紀にわたり宇宙ロマンを伝え続けてきた仙台市天文台が先月25日、数多い思い出での天文ファンで賑わう、錦秋の小春日の西公園から消える寂しさの時を刻み閉館した。

来年7月に開館する新天文台の管理運営は、市直営から伊藤忠商事などが平成17年(2005年)4月に設立した特別目的会社「仙台天文サービス」に委託され、維持管理、運営されます。さる127日、新仙台市天文台の初代台長にわが国の天文学会で、第一人者として知られる方が決まったことは喜ばしいことです。PFIでは資金調達、建設、運営などすべて民間にまかせても公共サービスの市民に対する供給責任はあくまで行政側が負わなくてはならない。そのため、行政はPFIに対して計画面でプロジェクト管理面で一定の関与が不可欠であります。

市当局は既に業務内容や要求するサービス水準を詳細を記した要求水準書を作成して、この水準書に基づいてモニタリングを行い、随時、管理運営について適切なチェックを行うことを基本にしています。

行政組織の中に、その業務を行う専門分野の能力を備えた職員等が、これから特定業務として学校教育、社会教育、観測研究、ボランティア支援等でサービスの質の向上と効率性を高めるという発想のために、さらに事業者と協議を重ねることが重要ではないかと存じますが、当局のお考えをお伺いします。



新仙台市天文台事業・委託会社の維持管理等に関するチェック体制について

委託会社の維持管理等に関するチェック体制についてでございますが、要求水準書に基づくモニタリングを毎月定期的に、あるいは必要に応じて随時に行うこととしており、そのような中でサービスの質の確保・向上に努めてまいりたいと考えております。

また、学校教育支援業務、観測業務、ボランティア活動支援業務等につきましては、開館後数年間は市の直営業務として実施しながら、これまでの天文台の運営理念を新施設で発展させていく手法を確立した上で、PFI事業者に引き継ぎ、その後も協議を重ね業務の充実を図ってまいりたいと考えております。