仙台市議会委員 加藤和彦のHP。活動及びプロフィールなどのご紹介。

仙台復興リポート
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新天文台の施設像について


新仙台天文サービスが行う天文台の整備、運営を市当局が主要施設として、大型望遠鏡、太陽望遠鏡、市民観察用望遠鏡、プラネタリウム、展示室、さらに主な屋内施設としては、事前研修室、指導準備室、番組制作室、市民図書室、市民学習室、情報処理室、工作室、休憩所、ショップ等を求めたサービスの水準を超えて新しいアイデアや民間ならではのノウハウを生かした事業として、大型望遠鏡の観測室の周囲にギャラリーが巡って歩けるような回廊を設置して、間近で観測の様子を見学できるようにすること。また、プラネタリウムの番組製作の過程を外部からも見ることができるようにして、観覧者がそういった裏方の作業も直接自分の目で見ることにより、より事業の内容を裏表、プロセスを十分に把握できるなど、新たな視点での提案をしていることを、当局から説明を受けて高く評価しています。

先月、西公園の仙台市天文台に訪れた時、仙台市天文台には古くは安永5年(1775年)仙台藩の天文学者、戸板保佑が作った、地平、天の赤道、子午線を示し、地軸に平行な軸の中央で動く棒により星を視準し、星の赤径、赤緯を正確に測定する、国宝級の貴重な「渾天儀」をはじめ、西洋天文学輸入後、戸板保佑の弟子の作と言われている子午線観測用に用いた「象限儀」、空の星は見掛上、地球を中心とする大きな球の内側に張り付いていてその球が、地軸を回っているように見える戸板保佑の作と言われている「天球儀」の市指定文化財が入口の側に簡素に展示されていました。

長い歴史を経て、今日に受け継がれた市指定有形文化財は、何ものに代え難い市民の貴重な財産であります。その歴史をさぐり、星とロマンの新天文台は、21世紀の教育のキャビネットとして特に明確に位置づけるべきと考えます。さらに、半世紀にわたり、多くの市民に宇宙ロマンを満悦させてきた、仙台市直営による西公園の天文台、その伝統的な価値の尊重と継承・発展を新仙台天文サービスの最大のスポンサーである仙台市の姿勢を示すべきと考えます。当局のお考えをお伺いします。

新仙台市天文台事業・新天文台の施設像について

本市では古く仙台藩の時代から天文学者を抱え、天体観測や研究が地道に行われてきました。昭和30年には天文台が設置され、50年余の間、いろいろな活動や観測研究を行ってまいりました。

新天文台は、天体観測という本来の業務に加えて、仙台の子供達や大人のためにも、例えば宇宙の神秘や科学への関心、興味の入り口となる施設として、非常に価値のある、有用性の高い施設であると認識しております。

先般、新しい天文台の台長に、東北大学の天文学の土佐教授が就任することが内定したわけですが、近々に土佐教授とお目にかかり、教育的観点から新しい天文台をどのように活用していくかについて議論していきたいと思っておりますし、また、天文学に限らずに近接する分野で世界的な学者も仙台にいらっしゃいますので、そういった先生方も動員して、仙台市の子供達に、天文を入り口としたサイエンスガイダンスという役割を最大限に発揮する天文台としていきたいと考えております。

この点につきましては、新施設の運営を行うPFI事業者にも十分伝え、多くの市民の皆様に活用していただける施設として、そして子供達の科学に対する興味、関心を深める大きな素材として、最大限活用してまいりたいと考えております。