仙台市議会委員 加藤和彦のHP。活動及びプロフィールなどのご紹介。

仙台復興リポート
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H20 定例会質疑

只今赤間議長より指名を受けました改革ネット自民の加藤和彦です。前回6月定例会における質疑に引き続き、自動車産業の進出とそれに伴うJR貨物駅の移転計画及び仙台市の関わりを中心に質問いたします。

脱炭素・省エネルギー社会の実現を目指して



企業の環境対策の取り組み

 

「地球全体で発想せよ」とはレアメタル専門会社の中村繁夫の言葉ですが、トヨタのプリウスなどハイブリット車はレアメタルの塊のようなものと言えます。現在どれほど需要があるからと言っても、現在のトヨタの力でさえもハイブリット車の大増産は無理だと言います。しかしトヨタは製造工場である堤工場に5万本を植樹し、太陽光発電によって車両組み立てにかかる電力の半分程度をまかない、壁面にはNOx分解のため光触媒を塗装するなど環境向上へと変身を遂げつつあると言います。鍵を握る従業員の意識改革こそエコの本命だとしてエコポイント制度を導入して取り組んでいると報じられている。

ここのエコは太陽光発電・森づくり・大気浄化を柱とし、地域住民がずっとこの場所にあり続けてほしいと願う工場に育てたいと、地域との融合をキーワードに掲げている。両者とも「地球全体で発想せよ」を実践していることに注目したい。世界中からレアメタルを集める側もそれを使って自動車を生産する側も地球全体を考えて活動している。

これについて、市の脱炭素・省エネルギー対策は徹底しているか当局のご意見を伺います。

市議会初の資源活用に関する質問

平成5年第4回定例会において、資源の有効活用が世界的課題となっている現在、学校給食の残飯や外食産業から出る著しい生ゴミを焼却処分するのではなく、下水道処理で生ずる汚泥とともに資源化する、生ゴミのリサイクルを提案した自由民主党市民連合のA議員は、その当時まともに受け入れた局はなく、今後十分検討していく程度の答弁でした。数年後に学校給食の残渣と樹木の剪定後の枝葉、それに下水道の汚泥を混合発酵させて肥料化したのは仙台市の環境対策の功績と考えている。エコというが自然の摂理に従って考えれば当然のことだが、それを実践するには人並み以上の研究と実験の積み重ねが必要で、現在からすれば当然かもしれないが、初めて事業化するには将来を見通す力と決心が必要だったと思う。

この件について当局のご意見を伺います。

環境問題第2弾の質問

平成12年第1回定例会において、グローバルネット仙台のA議員は前回の質問を受けてポイ捨てをはじめ住民のモラルへの警告、再資源化よりも埋め立て優先への処理方法の変更提言、廃棄物ゼロを目指す運動の活用、環境対策全般の見直し、最新ディーゼル自動車の無公害化への変身についての見方、自然との共生の視点で農業の見直し等を質問しております。これに対する藤井市長の答弁で、今日的な環境問題をもたらした人類社会を環境負荷の少ないものに変えていくことを基本に具体的な個別計画を策定して、さまざまな対策を実施していると述べております。

この答弁後の市の環境対策事業の進行状況をお伺いします。

省資源・脱炭素への市の取り組みについて

さて仙台市では、この10月からゴミ収集の有料化を開始するが、そもそもエコに対する発想は地球的危機を克服するために考え出したのかどうか、先行的に実践した分も含めて環境対策はどれほど取り上げてきたのか、そして成果として得られたエコ効果はどれほどなのか、CO2の排出量を計算・管理するソフトが始動している現在、前に取り上げた企業の取り組みを参考にしながら当局のご答弁をお願いします。

脱炭素・省エネルギー社会の実現 資源活用

仙台市の公共事業において排出される生ごみ、剪定木くずや、し尿系脱水汚泥の資源化を図る施設として、平成14年度から堆肥化センターを稼動しており、生成された堆肥につきましては「杜のめぐみ」として公園事業や学校、町内会の花壇づくり等で循環利用しているところでございます。

この施設の情報を提供し、民間事業者の生ごみの減量・リサイクルの促進に努めるなど、今後とも、限りある資源を有効に活用し、環境への負担を減らしていく取組みを進めてまいりたいと考えております。

 

脱炭素・省エネルギー社会の実現 環境対策の進行状況

計画といたしましては、平成9年に策定した「杜の都環境プラン」を基本とし、「地球温暖化対策推進計画」、「自動車環境負荷低減計画」、「一般廃棄物処理基本計画」等、様々な個別計画を順次策定してまいりました。 

また事業につきましては、新エネルギーや低公害車の普及促進、100万人のごみ減量大作戦や環境教育など幅広い分野にわたって展開してきており、19年度においては市全体で600余りの環境対策事業を実施したところでございます。

 

脱炭素・省エネルギー社会の実現 環境対策の成果等

ごみ有料化との関連でございますが、有料化につきましては、一層のごみ減量と資源循環を推進し、地球温暖化防止に貢献するものと考えております。

また、これまでの環境対策とその効果につきましては、河川愛護や清流保全活動とその成果を始めとして、交通対策や車両の低公害化促進などによって、大気中の二酸化窒素濃度が政令指定都市中、最も低い値となるなど、「杜の都・仙台」の環境が良好に維持されているところでございます。

さらに、緑化推進や学校等への太陽光発電設備の積極導入、企業の環境管理システム導入促進など、地球温暖化対策につきましても幅広い事業や啓発活動を展開してまいりました。

こうした取組みの結果、昨年度の調査では、17年度の市域内の温室効果ガス排出量は、730万トンと12年度の758万トンをピークに減少に転じる傾向となっております。

今後とも、低炭素型の都市システムへの転換や省エネルギー・資源循環の推進など、地球環境に負担のかからない取組みを推進してまいりたいと考えております。