仙台市議会委員 加藤和彦のHP。活動及びプロフィールなどのご紹介。

仙台復興リポート
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セントラル自動車への部品調達について


1)関東自動車工業社長の談話(平成20213日、全国紙)によると、岩手工場の組立部品の58%は名古屋から輸送している。「次期モデルチェンジを機に現地調達率を60%に引き上げたい」、「セントラル自動車進出により東北で最低50万台体制が整い、部品メーカーも集まってくるだろう。花がないとチョウやミツバチが集まってこない」、「将来は東北から名古屋方面に部品を供給することも考えられる。東北は都会のにぎやかさと違った、緑豊かな環境でものづくりができる。人的資源や、地域の理解・支援がある。世界的に見ても自動車生産基地は都心部にはない」など示唆に富んだ話が紹介されております。

2)セントラル自動車の進出を真正面から受け止めなければならない宮城県・仙台市の企業には、直ちに納品できる技術を持った工場がある反面、これから何ができるか検討する、これを使ってくれないかと持ちかける企業等、準備態勢にさまざまな格差があると報じられています。

施政方針では「大学等の知的資源を活かした新産業の創造、環境先進都市としての取り組みを、さらに進めてまいります。」と述べられ、豊かな人脈と高い学術を誇る東北大学を始め各大学・工専等の協力を得て、高水準の技術を開発して、自動車工業の一翼を担う将来性を持つ企業に対して、単に激励するだけでなく支援や情報提供等の取り組みは、市として実行可能な事業として取り組む構えを示しているのではないかと考えますが、当局の積極的な御意見を期待してお伺いします。

3)部品調達の目玉は、何といってもエンジン生産であると考えます。現在新しく開発されたエンジンには、燃費節減・排気改善のガソリンエンジン搭載車、モーターとの併用のハイブリット車、水素を燃料とする燃料電池自動車、電気自動車、新型ディーゼルエンジン、バイオディーゼルエンジン等があり、将来はハイブリットディーゼルエンジンが出現すると予測されます。そして今は石油危機対応のエコエンジン開発にしのぎを削っております。

そこで関東自動車工業と競り合いになると予想されますので、何としても仙台又は近郊で生産するよう誘致に力を入れなければならないと、今から肩に力が入ります。新素材の発明では東北大学が有名であり、産学官の提携が強く望まれます。そこでどのようにうまく導入させるか、市から自動車関連企業の誘致について、当局のお考えをお伺いします。

セントラル自動車の進出(環境面でトヨタから学ぶ点について

トヨタ自動車は,世界に先駆けてハイブリッド車を製造・販売するなど,環境技術の開発や環境配慮型の事業活動に先進的に取り組んでいる企業でございます。

その関連会社であるセントラル自動車が進出することにより,市民,企業,行政が「世界のトヨタ」の環境への取組みに身近に接することができるわけでございまして,それぞれの今後の環境配慮行動を一層進める上で,学ぶ点が多いものと期待しているところでございます。

 

セントラル自動車の進出(地元企業の支援等について)

地元企業の支援や情報提供等に対するお尋ねでございます。

地元企業の取引拡大につきましては、情報の収集や提供、技術指導、人材育成、資金手当てなどが必要と考えられるところです。

資金面については、県市それぞれの融資制度において、また人材育成につきましては、県、市、大学などで構成する協議会において事業を実施することとしております。

技術支援や情報提供につきましては、産業技術総合センターにおいて、地元企業の技術指導を行い、多くの企業情報を持っている県が行っているところでございますが、今後、こうした支援策につきましても県や関係機関との連携を緊密にして対応してまいりたいと考えております。

 

セントラル自動の進出(関連産業の誘致について)

エンジン工場を始めとする関連企業の誘致についてでございます。

今後、自動車関連企業の立地の促進につきましては関連する産業が多く、物流と産業基盤において、この地域の優勢を確立していくことが必要と考えております。これには地域一体の取組みが必要ですが、本市としても必要な役割を積極的に果たしていく必要があると考えております。

また、誘致活動においては、多様な人材や高度な研究開発機能の集積などの都市環境の優位性を活かしながら、東北大学と企業とのネットワークなどの活用も図るなど関係機関とも連携して進めてまいりたいと考えております。

 

セントラル自動車の進出(鉄道輸送について)

本市は,「都市ビジョン」において,広域的な高速交通ネットワークの拡充など,陸・海・空の多様な交通機関の連携による広域交通体系の強化を施策として掲げているところでございます。

トラック中心の貨物輸送を見直し,機動力のあるトラックと長距離を大量に輸送できる鉄道や海運を組み合わせることは,輸送の効率化,コストダウン,時間短縮,さらに,地球環境への負荷の低減も期待されるものと認識しております。

 

セントラル自動車の進出(セントラル自動車に関連するトラック輸送について)

セントラル自動車の進出に伴う物流計画についは未だ明らかになっておらず,現時点でJR宮城野貨物駅における荷扱いやトラック輸送台数の見通しなど予想はつきかねるところです。

来年度において,大規模工場などの立地を踏まえ,求められる鉄道貨物駅のあり方などについて、調査を予定しており,セントラル自動車関連で発生するトラック輸送需要などにつきましても調査してまいりたいと考えております。