仙台市議会委員 加藤和彦のHP。活動及びプロフィールなどのご紹介。

仙台復興リポート
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愛子及び周辺地域(山の手新都心)+西部山岳地域の将来構想について

泉・長町副都心は順調に構築され、今やその機能が発揮されて仙台市の重要な構成地域に成長しましたが、愛子副都心構想は消滅し、総合支所周辺の整備ができただけであります。 

しかし、今となってよく見ると、自然環境がよく保全され、市の環境プランにより「杜の都」の持つ、森林等の緑の持つ様々な機能や代えがたい価値等の豊かな環境に学び、現代の都市づくりにふさわしい形で生かしていく、目指す都市像を掲げて様々な施策に取り組んでいます。

そして計画の対象とする環境の範囲として

   生活環境(人類の基本的な生存基盤としての環境)

   自然環境(生態系が微妙な均衡を保つことにより成り立つ環境)

③都市環境(都市における生活や活動において求める質の高い環境)

   地球環境(地球規模で保全すべき環境)

を示し、今後予想される課題も取り上げて対策を講じようとしています。

 ⑴ スポーツ進行と地域の活性化について

スポーツは「感動ビジネス」でありますが、今まではどちらかというと企業スポーツ中心だったのではないでしょうか。そこで私の体験から別の切り口で論を進めていきます。

  本年第2回定例会において提言した全市施設の総合アリーナの建設について、

が目指すのはプロスポーツの招致ではないと言うことであります。スポーツの国際・全国競技大会、コンサート・コンベンションなど広く多目的使用が可能な施設の建設整備を提言し、しかも交通の便の良さは市内随一である点に注目していただきたい。

現在市では地下鉄の建設で支出が限られ、苦しい予算執行を余儀なくされておりますが、その完成の暁にはぜひこのプランを推進していただきたいものと強く要望します。

この点について当局のお考えをお伺いします。

   次に「ラッキースポーツゾーン」の整備について論を展開します。

ここではスポーツと観光・農業を組み合わせて地域の振興を図る考えです。

東は東北自動車道から西は作並までの東西に長い地域にこの名を冠します。それは東は青葉山からすぐ近くに番山があり、ピクニック気分で気軽に歩ける地域が展開しており、自然とのふれ合いが気分を爽快にする効果があります。ちょっと足を伸ばせばサイカチ沼や仙台市天文台を堪能でき、交通至便の地なので疲れを温泉で癒す道があることも強みであります。

一方西は野川の断崖地層観察や鳳鳴の滝・鎌倉山歩き、更に奥新川ラインまで探訪するに千変万化場所を選ばないほど多様である。そしてエコミュージアムとして作並温泉地の博物館を考えるとき、興味津々として訪れる人々に感激を与えることは素晴らしいと考えます。そこで重要なのは地域との連携であります。昔の農機具や家財道具等を丁寧に保存している住民の協力を得てもよいし、地域紹介の意味で里山風景を写真や絵で展示するのもよいのではないでしょうか。近くにはニッカウヰスキー宮城峡工場があり見学と試飲食事を楽しむのもよいし、この地域は日常生活を越えた経験ができるのが強みである。そして実際に行ってみたいとなれば里山である新川地区が待っています。

こうした子供達を始め市民の心身の健康増進に役立つ地域が連続して展開しているはここが一番だと自負しております。そこで「ラッキースポーツゾーン」として登場させたいと考えます。

受け皿となる山の手新都心地域では、まず休憩場所の設定、名物の展示・食事、必要に応じて医療救急の求めに対応できる保健福祉センターを中心とした医療体制の整備を行い、安心安全を基調とした組織作りを行う。疲れを癒す作並温泉は医療回復に即効性がありリピーターが多いのに気付かれない、宣伝力の弱さを抱えている。もし温泉療法にノウハウを持つ企業と連携し、入浴と食事、森林散策を組み合わせて健康増進につなげることができたら更に利用者を喜ばせる手立てになるのではないかと考えます。

まだまだ未開の地のような所があるのが却ってよその人には魅力として映るものだと考えます。

条件不利地域における観光の展開に必要なことは、①条件不利となる負の遺産をその地域ならではの視点から捉え直し、負の遺産と当該地域との関わりを観光客に見せること。②負の遺産だけではなく地域の人が地域に対する誇りを持てる何かを観光資源として機能させることといわれております。私は敢えてスポーツと地域活性化を結びつけてその実現に懸命に努めたいと考えております。

地域振興の視点から当局はどのようにお考えかお伺いします。

 

⑵ ふるさとづくり

前項で述べた条件不利地域には我々が誇る里山であ新川地区があります。歴史も古く見るものすべて観光対象になる地域であります。どんな過疎村でも何十年、何百年と人々がそこに住み続け、村成り地域なりが生き残ってきたのは、そこに住んでいる住民が世代を超えてそこに住み続けたいという強い想いがあったからだし、またそこには必ずなにがしかの有形無形の「こだわるべき価値」があったと考えるべきであります。

真剣に郷土の繁栄に努力し、地域の特色づくりに励んでいる新川地区の方々には市民なら誰でも応援したくなると感じます。そこで多少の方策を提案してみます。

①ここならではの美味しい珍しい物づくり

前述した進んだ農法で新川ならではの米、野菜、山野草等を自身のあるものから始めて次第にレパートリーを増やしていきたいものであります。特に山に自生しているものを増殖する、また栽培するほか炭焼きの際にでる粉炭を耕作に利用するなど特色を出したい。

②何でも見せる

私たちは歴史と観光の関係を考える際に、失われた過去を示す遺産ばかりに目が奪われがちだが、日々の日常の中にも歴史はあり、それが意外にも観光と深い関係を持つ。また歴史に対する地域住民に地域へのよりどころが存在していることに気付く必要があります。その上で観光に訪れる立場から新川を見直して、長所を取り上げ支援していく必要があります。

このふるさとづくりに対して、当局のお考えはどうかお伺いします。

⑶歴史と環境

市は古代遺跡の発掘で新発見を重ねていることに喜びと感動を覚えます。概して新しい場所を発見するよりも歴史に明らかな建築物の遺跡を確認する場合が多い。しかし消滅・行方不明と思われてきた碑が発見されたのは極めて珍しい。それが青葉区新川でのことで、松尾芭蕉の句碑であります。地元の市民グループ「広瀬川ほたるの会」の方々の発見によるもので、新しい歴史が生まれたというべきであります。

この事実は新川の住民のものを大切にする習慣がなせるわざと考えます。また新川という地域の環境が昔から変わらずに守られてきたのではないかと考えます。一方奥山に入るとブナの森が伐採されてスギやヒノキが植林され、水源涵養の働きが減退している。こうなると猿や猪でなくても実のなる木の下に住む動物は移動しなければ生きていけない。獣害を叫ぶ前に動物を追いやった人間の仕業を反省すべきであろう。山に実のなる木を植えて動物との共生を図るべきである。

新川では昔から炭焼きをして作並温泉街に供給してきた。ナラ・クヌギをはじめ薪炭に適した樹種を手入れし、動物たちにも餌を与える作業を積み重ねてきた。今後はこの例を参考に鳥獣の餌を作り自然を呼び込む計画を立て、山林経営マップで確認しながら地味ではあるが、実行してほしいものである。要はキノコがよく生える自然林を取り戻すべきであります。また作並こけしの原木の計画生産も必要であると考えます。

こけしづくりのような伝統産業は昔から続いてきたことにこだわるが、それは歴代の作家のたゆまぬ努力の賜物であります。現代産業は伝統ある素材をどう生かすか考えるべきである。思うに物作りの前に人作りがもっと大切だと身に沁みて感じます。

地域の活性化やコミュニティーの維持の必要性を感じる住民とそれを施策として推進したい自治体との考えが一致したとき、はじめて円滑な協働体制を築くことができます。新川の優秀な次世代を担う若い人たちに地域の多面的な歴史を学び、彼等に誇りを持たせる集会を重ね、この地市民がどんどん訪れるようになってほしいと思います。また彼等は自分たちでやれることを探し出すことが地域づくりの原点であることに気付くことが求められます。

今、環境を守るとか改善するとか市では、相当の覚悟で将来に向かって方策を講じようとしていると伺っておりますが、ここで取り上げたような問題にはどのように取り組まれるか当局のお考えをお伺いします。 

これで私の質疑を終わらせていただきます。

ご清聴ありがとうございました。 





4多目的施設の整備について
 全市的な総合アリーナの整備についてでございます。総合アリーナは、大規模な国際スポーツ大会やコンサート等の開催が可能となることはもとより、感動を与える場として、あるいは、集客による賑わいが創出されることにより、本市の魅力を一層高めることができる重要な都市の装置であると認識しております。

現在の厳しい財政状況を踏まえますと、将来の課題であると考えておりますが、今後、整備手法などを含め、長期的な視点での検討を深めてまいる所存でございます。

 

5スポーツと観光の連携による地域活性化について
 西部地域の地域振興に関するご質問でございます。

愛子・新川・作並などからなるこの地域は、本市の中でも、多様な資源を有する地域と認識しているところでございます。

私どもといたしましても、こvの地域に点在する農業やスポーツなど様々な地域資源を活用し、例えばヘルスツーリズムでありますとか、産業観光といった視点も今後取り入れながら、この地域の振興を図ってまいりたいと存じます。

 

6新川地区におけるふるさとづくりについて
 美しい里山が広がる当該地区は、落人伝説が残り、また年中行事や風俗習慣などもよく伝承保存されているといわれております。

議員ご提案の農業も含む日常そのものが、この地区の資源であり、それらを育て、磨きをかけていく中で、地域の観光振興につながってまいるものと存じます。

先ほどの西部地域振興とともに地元の方々との連携により、取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 

7地域の環境づくりについて

 地域の環境づくりについてでございますが、新川地区は、清流が流れ、昔ながらの土の水路やあぜ道などが受け継がれるなど、環境をテーマとした地域づくりを考えるとき、その魅力が維持されてきている地域であると考えております。

これは、地域の自然を守り、活かしていこうという住民の皆様の強い思いによるものと認識しており、本市が進めようとしている環境施策と一致するものと考えております。

今後、住民の皆様のお話を聞く機会を持ちなが

ら、野生動物との共生も考えた山林の適切な管理や利活用、地域の担い手となる人づくりといった課題も含め、訪れる人々や地域の方々の双方にとって魅力ある環境づくりのため、どのような取り組みが可能なのか検討してまいりたいと存じます。