仙台市議会委員 加藤和彦のHP。活動及びプロフィールなどのご紹介。

仙台復興リポート
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家庭の健全な生活態度について


(1)家庭の将来への見通しを持つことについてお伺いします。

昔は家庭が貧困で親は子供に食事を最低限与えることを努めとし、子供は親の手不足をよく見ていて手伝うのは当然とし、家族が一緒に生活するのが何よりの幸せで、子供は親の生き様から家庭での
責任や子供の育て方を学び、家庭を大切にし、将来親の面倒を
見なければと覚悟して成長したと親から聞かされております。
現在はどうか、大学進学は当然、推薦枠も広がり受験すれば合格するし、子供は何の疑いもなく進学できるものと思い、家庭経済の状態など省みることなく高学歴を追い続ける。親は今の暮らしが
続くのが当然と考え、便利で豊かな暮らしを夢見て遠い将来のことなど頭の底にもないという状態の家庭が少なくないといいます。
これは金融筋から直接得た情報で相当確実性の高い話であります。
その結果かどうか大学を卒業しても社会に出ることに大きな不安を持ち留年したり、家付き親付き食事付きでアルバイトしても小遣いに困らないが、自立する考えも力もなく年齢を重ね、新しい家庭を持つなど夢にも考えず今が楽しければ後のことなど、どうにかなると考えている向きが多いといいます。
それに拍車をかけているのか派遣労働者やニートなど、平穏な
社会なればこそ存在できる人々が、激動する社会に適応して生きて行かれるのか、非常に心配であります。これを許し甘やかしてきた家庭の問題が行き詰まってきていることをどう捉えるべきか、社会問題であると考えます。
このことについて当局のお考えをお聞かせ願います。
 
(2)人生への自覚についてお伺いします。
高齢者は働き続け、働けなくなれば御用済みとして捨てられる
現今社会の姿は異常と言うしかありません。このような歪んだ社会構造になれば、学校教育が正常に運営できるはずもなく、家庭と
相談しても話のピントが合わなくて子供の将来像を描くことは極めて困難になります。子供の家庭に対する自覚を持たせることは学力を高めることよりもっと難しいのではないかと考えます。
「進学できて当然」から「この状態では働くのが当然」「学費は自分で稼ぐ」「自炊してでも自活しながら勉強」へと転換しなければならないので、「甘い家庭」への訣別には相当の覚悟ができなければならない。実践的学力が身に付いていれば言われなくても子供のうちから分かることなので、三者相談などで情報を確かめながら人生への
自覚を持たせる教育を重ねる必要があると考えます。
このことについて当局のお考えをお聞かせ願います。
 
 
家庭の健全な生活態度(家庭教育のあり方)
子供達が自立した大人へと成長することに係る家庭の役割についてのお尋ねでございます。 
家庭における教育は、子供が基本的な生活習慣、倫理観など、自立した大人になる土台を形づくる上で重要な役割を果たすものでございます。一方で、この間の経済成長や生活の利便性の向上などが、子供達の学習意欲や進学・就職意欲に影響を与えている面はあろうかと存じます。
また、保護者の方々の意識の面でも従来と異なる面が出てきているのは否定できないところであります。
このため、今後も、PTA、社会学級等との協力・連携を図りながら、子育てや親のあり方等について啓発するとともに、親同士が学び合う場を様々な機会を捉えて提供するなど、家庭教育への支援に力を尽くしてまいりたいと考えております。
 
家庭の健全な生活態度(実践的学力向上のための取り組み)
実践的学力向上のための取り組みについてのお尋ねにお答えします。今日、産業・経済の構造的変化、雇用の流動化が進む中、児童生徒の将来に対する意識や社会への帰属意識の低下は大きな問題となっております。
こうした課題を受け、市教委では、「自分づくり教育」を推進しており、児童生徒には、職場体験等を通して、大人の働く姿等から、「生活すること」「働くこと」等の尊さへの気づきや、社会の中での自分の位置の自覚ができるような指導を行っております。さらに、その成果等を生かしながら、進路指導等を行い、学校と家庭の情報交換を密に行うことにより、児童生徒が家族や地域への関わり、将来の経済的な自立の大切さを学ぶことができるように努めております。