仙台市議会委員 加藤和彦のHP。活動及びプロフィールなどのご紹介。

仙台復興リポート
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人材育成について


自動車集積連携会議

63日、「とうほく自動車産業集積連携会議」の総会が盛岡市で開催され、出席者たちは東北各県で加速する自動車関連企業の集積と取引拡大に意欲を示した。一方、今後に向けて「人材育成が鍵」と課題が指摘された。大企業の進出で優秀な人材が大手メーカーに流れる。地元企業のためにも産学官の人材育成が必要であると訴えていた。

(2)2月・6月議会での質問を受けて

2月定例会で自動車工業技術者の養成について、若者の理工系離れ現象を指摘し、企業が期待する「人的資源や地域の理解・支援がある」姿から遠ざかる心配を述べた。

6月議会の質問の中で仙台市は第3次産業が突出した産業構造になっており、将来の発展のためには第2次産業の進展が必須であり、学校教育も人材育成もその充実に傾斜する必要があると強調しました。88日の地元紙で東北電子専門学校に「自動車組込みシステム科」を新設する旨報じられた。同校では「予想されるエンジニアの需要増加に対応したい」と話している。同校によると組込みソフトを学んだ学生に対する求人数は、学生数を圧倒的に上回る状況が続いているが定員の半分ぐらいしか学生がいないという。

(3)2010年問題

810日付地元紙が報ずるところによれば、「地元メーカーに人が集まらない」。こんな不安が宮城県を中心に東北の中小製造業者に広がっている。ハイブリット車用電池製造のパナソニックEVエナジーが7月上旬仙台市で開いた就職説明会では、100人の募集に対し、受付前に約450人が行列をつくったという。

東北に工場を新設し新規雇用を計画しているのはセントラル自動車を始め6社で2200人を超え、理工系離れが進む中での大量採用だけに地元製造業者には、「非工業系の高卒者さえ満足に採用できないのではないか」と不安の声が渦巻く。

こうした情勢を受けて、基本的には幼少の頃からの教育が関わっており、ものづくりの大切さを身につけることが求められる。そこで市では東北への大手メーカーの進出による人材需要の変化に対応する道をお持ちなのか当局にお伺いします。

人材育成

ものづくりの振興のためには、それを支える地域の人材育成が重要と認識しております。

そのため、まずは、早い時期から、科学やものづくりの楽しさを感ずることができるよう、市立小・中学校におきまして、理科支援員の配置による実験学習の充実、最先端の科学を学ぶサイエンススクールの開催、また、ものづくりの現場における中学生の職場体験など、様々な取組みを進めております。

さらに、ものづくりを支える人材の育成に直結する取組みとして、高校におきまして、仙台市内に位置する宮城県工業高校と仙台工業高校の生徒のインターンシップ等を、みやぎ工業会や地域企業との連携で進めているほか、さらに仙台工業高校では、本年度より、学校での専門教育と企業での長期実習を組み合わせ、即戦力となる技術者を育成するデュアルシステムに取組みはじめたところです。

今後とも関係機関との連携を密にし、地元産業を支える人材の育成に、積極的に取組んでまいりたいと存じます。