仙台市議会委員 加藤和彦のHP。活動及びプロフィールなどのご紹介。

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宮城の富県戦略と企業誘致について


宮城県が自動車関連産業を軸にした企業誘致による富県戦略には、じり貧から破産寸前の県財政の建て直しと、あるものを見直しして資源化しようという発想が見て取れます。苦しんだ結果立て直るための光を求めて立ち上がる方向を定めたと考えます。

富県戦略の思想には『「経済成長」なくして「生活の豊かさ・安心」なし』を根幹にして組み立てられた8項目を盛り込み、10年内に県内総生産10兆円の達成を掲げて競争力強化、経営力強化、インフラ整備による競争力強化への条件整備に取り組もうとしております。

それは、「県内の産業構造が景気の影響をまともに受けやすい第3次産業に特化しているためで、また経済のグローバル化や価格競争等々さまざまな要因で対応できない企業が弱体化し所得低下、雇用喪失を産んだとも考えられる」と経済誌が解説しております。

県は、手法として世界的に優良な先進的企業の誘致を実現して、確実な経済効果を獲得し、人材を育成集積して定着を図り、工業振興を中心としたインフラ整備で効率の高い県の投資を実現しようとしております。

その中でのトヨタグループの誘致には、県の成長のためあらゆる努力を積み重ねて成果を得たのであります。だから仙台港の改修拡張計画も真っ先に発表して、誘致にかける熱意を表しております。

そこで、仙台市は県よりも更に第3次産業が突出した産業構造になっており、将来の発展のためには第2次産業の進展が必須であり、学校教育も人材育成もその充実に傾斜する必要があります。当局では、このような県の動きに対応し強調して更に効果を高める戦略をお持ちでしょうか。具体的に例を挙げて構造的にご説明ください。 さらに、その推進に当たる体制についてもご紹介ください。

地下鉄東西線駅周辺の街づくり・山積する課題への対応について

地下鉄東西線駅周辺の街づくりにおける課題への対応についてですが、地区の特性によって様々な課題がありますことから、地域の現況把握のための各種調査を行うとともに、地元主体で設立された協議会などにおきまして、住民の方々から直接ご意見を伺っております。

こうした取組みを踏まえ、庁内に設置している部局横断的な組織において、幅広く施策の検討を行っており、協議会など地域での活動の支援や、駅周辺における高度利用、土地利用転換に向けた取組みを、更に推進してまいります。